2010年校長メッセージ

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移転から四十年

三本木農業高等学校 校長 遠藤智久

桜はまだ蕾の状態なのですが、田打桜(辛夷)がようやく咲き、「北国の春」の季節を迎えました。また、奥入瀬川では、放流されたサケの稚魚が、太平洋での長旅に向けて川を下っています。

 三本木農業高校に赴任して三年目を迎えました。同窓生の皆様には、いつも温かいご支援をいただき、心から感謝いたしております。

二百七名の新入生を迎え、全校生徒六百十一名で新学期がスタートしました。現在生徒たちは、昭和四十五年から続いている伝統の「全校田植え」や高校総体、そして、農業クラブ連盟県大会に向けて頑張っているところです。

昨年度の生徒たちの様子をお知らせします。部活動では、東北高総体(相撲:団体優勝)、インターハイ(アーチェリー:男子団体三位、女子団体八位)、全日本高校馬術大会(個人二位)等において健闘したほか、文化部では、写真部が今年度の全国高総文祭に出場することになりました。農業クラブ活動では、全国大会で二つの最優秀賞(農業鑑定競技 区分:農業機械と畜産《文部科学大臣賞も受賞》)と六つの優秀賞を受賞しました。その他、動物科学科の卒業生が「犬用米ぬかクッキー」で念願の特許を取得しております。

また、この三月に卒業した生徒(二百四名)の進路状況の詳細については、ホームページに掲載してありますのでご覧ください。厳しい経済情勢の中で、就職希望者(卒業生の半数)は、お陰様で全員就職することができました。

 今年度は、十二月の東北新幹線全線開業による経済効果に期待が寄せられる中で、十和田市は、ゆかりのある著名人を「十和田奥入瀬観光大使」として任命し、イベントなどで市のPRをしてもらうことになりました。その大使の一人に、教育作品として全国の高等学校で上映会が相次いでいる、映画『三本木農業高校、馬術部』監督の佐々部 清さんが選ばれました。現在、環境教育の推進が学校教育の重点課題となっていますが、この機会に、たくさんの児童・生徒にこの映画を見てもらえるように、学校としてもPRに努めたいと思っています。

 さて、高清水の現在地に移転してから四十年が経過し、施設・設備の老朽も目立つようになりました。こうしたことから、今年度は、第一体育館の改築が計画され、四月から解体作業に入りました。今年度中に柔道場と剣道場を備えた体育館が、ほぼ現在地に完成予定となっております。また、環境を考慮し学校施設の整備推進事業の一環として、太陽光発電(約20キロワット)装置の設置も予定(九月に完成)されています。

 最後になりましたが、三農東京同窓会のますますのご発展を祈念するとともに、今後とも母校への温かいご支援をお願いしてメッセージとさせていただきます。十和田にお越しの祭は、どうぞ母校にお立ち寄り下さい。(4月23日記)